2011年8月9日火曜日

Day 41 - グッバイ・レーニン ~ モスクワ (ロシア)

今日は1日モスクワ観光の日。

泣く子も黙るロシアの首都モスクワといえば、何はなくともクレムリンと赤の広場でしょ、ということで、宿から地下鉄を乗り継いで向かう。
おそらくロシアの地下鉄や公共の施設はどこでもそうなんだろうが、駅の構内に常に6~7人組の警官が威圧的な雰囲気を出しつつ巡回している。外国人とみると職質よろしく呼び止められ、尋問とビザ他滞在許可書類のチェックを受ける。必要な書類はそろっているので問題はないのだけれど、観光でも滞在旅程を厳格に決められたビザ申請手続きと相まって、国内を自由に動き回らせないぞというこの国の雰囲気をビシビシ感じ、とっても緊張するし居心地が悪い。

さて赤の広場。真っ赤な建物やクレムリン宮の壁、テトリスで有名な聖ワシリィ大聖堂。どれもお菓子で作った箱庭のような、おもちゃの模型のような、なんか現実離れした雰囲気。


そしてここも当然眼光鋭い衛兵の姿。下手な動きをしたら本当に銃剣を突き付けられそうな雰囲気。


赤の広場にあるレーニン廟は閉鎖中らしく、中にあるレーニンの防腐剤漬を見ることはできなかった。死んだあと1世紀近くも国威発揚のために見世物になり続けるというのは、指導者同志も楽じゃない。
クレムリンの壁の前には、旧ソ連の都市名とともに一つ星のついた、お墓のような献花台のようなモニュメントが並ぶ。これは何だろうか。
東欧を旅する中で読むことだけはできるようになったキリル文字を解読すると、レニングラード、現在はウクライナのキエフやオデッサ、現ベラルーシのミンスク、などと書いてある。神聖なものなんじゃないかと思いきや、ベンチみたいに腰かけている人もいるから、そうでもないのか。


赤の広場を挟んでクレムリンの反対側は、なぜかショッピングモールが入っている。ナポリのガレリアみたいな雰囲気。


地面に刷り込まれた、昔のファイナルファイトとかに出てきそうなサムライ展の案内画。


夕食は本場ロシアの白いビーフストロガノフを食し、明日の出発駅の下見をして宿に戻る。
明日からはいよいよ今回の旅のハイライト、モスクワからウランバートル経由北京まで7,826kmのシベリア鉄道の旅。

<本日の1枚(+1): 陽気なおばちゃん旅行者との絡み>

2011年8月8日月曜日

Day 40 - ロシアに入国! ~ モスクワ (ロシア)

昨晩ウクライナのキエフを発った列車は灯り一つも見えない漆黒の中をひたすら進む。次はいよいよ、ビザ取得から何から、もろもろ面倒の多かった(「ビザ取得手続き」)ロシア。

夜中の2時を回ったころだろうか、列車は闇の中に停車。武装したウクライナ国境警備兵がコンパートメントに乗り込んできてパスポートを改め、出国審査。続いて、国境越えの後ロシア側の国境警備軍の兵士と係員が到来、事前手配してあったバウチャーとビザで無事入国できるか、緊張の一瞬。意外にも審査担当はにこやかかつふくよかなロシア的おばちゃん係員。ちらりと書類を一瞥し、ささっとスタンプを押してあっさり返してくれた。なんか拍子抜け。これならブルガリアの入国手続きのほうが大変だった。

寝て起きて、コンパートメント同室の乗客と話をする。彼はアゼルバイジャン出身で、モスクワに住む妹に会いに行くのだそうな。「アゼルバイジャンってどこにあるか分からないだろ」と言われ、「何を失敬な」と思ったけど、うん、分かりません。確かグルジアの隣か何かだっけ?


そうこうしているうちに、列車は終点のモスクワのキエフスカヤ駅に到着。荷物を抱えた旅人がぞろぞろと降りる。


モスクワは行先方面別に9つものターミナル駅があり、それぞれ行先の名前がついている。キエフ方面の列車が発着するキエフスカヤ駅は駅舎を出ると地下鉄の入り口が併設。冷戦時代には考えられなかったマクドナルドの看板がちょっと感慨深い。

地下鉄駅はやっぱり本場、地下深い豪華絢爛な共産主義的設計。


街中の観光地っぽい通りには外国人目当ての土産物屋とレストランが並ぶ。なぜか日本食屋が多い。どの店も決まってイクラとサーモンの親子ロール推し。自国食材と異国料理のマリアージュ、的な観点なんでしょうか。


モスクワまで来てスシ喰ってもなぁ、ということでレストランはパスし、土産物屋でミーハーながら毛皮の帽子を購入。使う時が来るのかは分からない。
ホテル近くに戻り、ボルシチをいただいて今日は終了。



<本日の1枚: 無限ループ>

2011年8月7日日曜日

Day 39 - シベリア鉄道のチケット受取り ~ キエフ (ウクライナ)

ワルシャワからの夜行列車キエフ・エクスプレスは朝の10時少し前にウクライナのキエフ旅客駅に滑り込む。


キエフ駅は意外と近代的な外観。後から分かったがこちら側は東京駅でいうと八重洲側で、鉄道の線路を挟んで反対側は歴史ある駅舎がある。

キエフでの一番重要なタスクは、モスクワからのシベリア鉄道の切符受け取り。出発前にこちらのサイトで購入していたチケットだが、アメリカの自宅まで送ってもらうと間に合わなそうだったので、キエフのホテルを予約してそこに送ってもらうよう手配してあった。(「移動手段の事前手配」参照)

そしてそのチケット送付先にしておいたのがこのホテル。キエフ駅で反対側に出てしまったようで、しかも通りから奥まったところの建物の中庭のようなところに入り口があり、探し出すのにめちゃくちゃ時間がかかった。


ワルシャワで列車を逃したせいでキエフ到着が1日遅くなってしまったので、今晩にはモスクワ行きの列車に乗らなければいけない。ホテルは泊まらずにシャワーと荷物置きだけのデイユース状態になってしまう。本当は2日くらい滞在して、ちょっと離れたところにあるチェルノブイリ原発の見学とかもしたかったけど、しょうがない。
チェックインの時にフロントの兄ちゃん曰く、DHLで届いているチケットは後で探して部屋に届けてやるとのこと。チケットがちゃんとこのホテルに受け取られていることは数週間前にメールで確認済みなので大丈夫だと思うけど、ホテルに預けておいた荷物が盗られた事件もあったので一抹の不安。まあ心配してもしょうがないので荷物を置いて街に出る。

旧ソ連らしく、武骨な街並み。地下鉄も正真正銘、共産仕様。


「キエフといえば」の聖ミハイル黄金ドーム修道院。金閣寺的ばぶりー感。


ランチのイクラクレープ。中にイクラの粒が入っているだけの極めてシンプルなお味。


旧市街の丘からはなぜかマトリックス的展望椅子とドニプロ川で泳ぐ市民の姿。


さてホテルに戻ってみると、ちゃんと部屋に届けられてましたシベリア鉄道のチケット! モスクワ⇒ウラン・バートル行き


ついでにキエフからモスクワへの急行列車の切符も。



これでビザ、入国手段の切符、出国手段の切符の三種の神器が揃ったので、ロシアにちゃんと入国できるはず。いや~、ここまでいろいろ苦労した。

夜のキエフ駅。到着した側とは反対の駅舎。


いざ征かん、モスクワへ!


<本日の1枚: 黄金ドーム修道院>